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一般的な歯科診療/予防診療
当院では、患者さまにお口に対して興味を持ってもらうことを第一に考えています。歯科医師任せで治療を受けても、ご本人の意欲がなければ再発してしまうからです。治療で改善した状態を維持するのは患者さまご自身です。お手伝いしますので、ご自分の力で歯を守りましょう。
ご自分で歯を守るケアと言えば、歯磨きです。おすすめの歯ブラシや歯磨き粉は特になく、強いて言えば歯ブラシの硬さは「普通タイプ」が基本となります。硬すぎると粘膜を傷付ける恐れがあり、柔らかすぎると汚れが取り切れないことがあるからです。歯ブラシの銘柄にこだわるよりも、磨き残しを作らないよう意識して磨きましょう。
歯磨き粉も、どんな成分が含まれていても磨き残しがあっては元も子もありません。歯磨き粉はなしでも問題ないくらい、プラスアルファの存在だとお考えください。まずは、しっかり磨くことを意識して続けてください。
小児歯科
自治体の1歳半検診で治療やフッ素塗布をすすめられたら、お子さまをお連れになって当院へお越しください。検診結果の紙を見せていただき、それに基づいて治療計画を作成します。歯科治療に慣れていないお子さまに対しても、無理をさせず配慮しながら進めていきます。
ごきょうだいで来院された場合は、上のお子さまの治療を幼いお子さまに見てもらうなど、慣れるための段階を踏む方針です。すぐには治療できなくても、虫歯の進行を遅らせるお薬を塗り、慣れるまで待ちます。お子さまの成長は早いので、今はできなくても半年後には突然できるようになることもあります。
歯の痛みがあり先送りせず治療する必要がある場合でも、押さえつけることはありません。どうしても治療ができない場合は、大きな病院にご紹介します。日頃から予防でも通う場所で、怖い思い出を作らないことが大切です。
また、歯科で怖い思いをさせないためには、虫歯ができる前に予防することもおすすめします。定期検診やフッ素塗布、お口を開けられるようになったらシーラントも受けさせてあげましょう。
歯周病
歯周病は、ご本人も気付かないうちに発症・進行していることが多い病気です。早期発見の手がかりとして代表的なものは、歯茎からの出血が挙げられます。歯肉炎と言って軽度の段階から出血するので重度とは限りませんが、すでに病気は始まっていますので気を付けましょう。
歯周病になりやすい、また、発症したら進行しやすい要素は、タバコを吸う習慣と不十分な歯磨きがあります。タバコは毛細血管の血行が悪くなり、歯茎の健康にも悪影響が少なくありません。
また、歯磨きは毎食後に行うだけでなく、トータルの時間が重要です。手短な磨き方で3回磨いても、磨き残しが多くなってしまいます。それよりは、歯ブラシのほかに補助具も使い、1日に合計20分かけてお口を清潔にするよう心がけてください。
歯周病のリスクを下げる生活習慣を身に付け、歯を守りましょう。
インプラント
当院では、ストローマン社のITIインプラントという材料を使い、インプラント治療を行っています。多くの種類があるインプラント材料の中でもこの製品はお身体に定着しやすく、当院では使い慣れているものです。
インプラントは、チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、上に被せ物として人工歯を取り付ける構造です。人工歯は周りの歯と調和する白い材料を使い、治療箇所やご予算によってハイブリットセラミックやオールセラミックから選ぶことが可能です。また、抜歯した箇所の悪化を防ぐため、コラプラグというコラーゲン製剤を使うこともあります。
分からないこと、不安なことがあれば何でも質問し、クリアにしてから治療をお受けください。なお、当院で対応できない症例は対応できる医療機関と連携し、治療の実現につなげます。
矯正歯科
当院では、大人の方を対象とした矯正治療を行っています。一般的で応用範囲の広いワイヤー矯正や部分矯正のほか、治療中でも目立ちにくいマウスピース矯正にも対応しております。ワイヤー矯正につきましても、歯の色となじむ器具にすることが可能です。
治療は、矯正に特化して研鑽を積んだ歯科医師が担当します。毎月第一金曜日に来院し、診療に当たります。
歯科口腔外科
当院の院長は歯科口腔外科を得意としており、親知らずの処置は基本的に院内で行います。親知らずは横倒しに生えてほかの歯に悪影響を与えることが多く、問題が起きる前に抜歯しておくことがおすすめです。
「天然歯は大切」と言いながら、親知らずは抜歯をすすめられることに戸惑われる方もいらっしゃるかもしれません。残しておいて良い親知らずとは、まっすぐに生えていて歯並びに問題がなく、向かいの歯と噛み合っていて、さらにきちんと歯磨きができているものです。こうした条件に合うケースはごくまれで、多くは噛み合っていなかったり磨けていなかったりして、デメリットの方が多くなります。
親知らずを残しておくことで、将来的に歯牙移植の材料にしたりブリッジの土台にしたりできることも事実です。しかし、そうしたケースは珍しいものであることも否めません。親知らずを残すことと抜くことのメリット・デメリットを踏まえたうえで、治療をご検討ください。